プロ野球界 経済損失は昨年比1423億円 関大・宮本名誉教授が試算

[ 2020年9月29日 05:30 ]

関大・宮本勝浩名誉教授
Photo By スポニチ

 関西大の宮本勝浩名誉教授(75)が、今年のプロ野球の経済的損失を試算。昨年比で約1423億円の損失になると推定した。

 今年は新型コロナウイルスの感染拡大により開幕が大幅に遅れ、シーズンも120試合制に短縮。さらに無観客試合の時期も長く続き、現在も観客数は収容人員の50%などの上限を設けている。

 これらの状況から、宮本教授はセ・リーグの今年の総観客数が約308万人、パ・リーグが約247万人と試算。合計で約555万人で、約2654万人だった昨年から約5分の1に減り、売り上げ総額は約377億円にとどまると算出した。昨年の総売り上げ額として推定される1800億円から約1423億円のマイナスになる。同教授は「人気球団であっても2020年は大幅な赤字になると考えられる」とした。

続きを表示

2020年9月29日のニュース