菅野 82年ぶり球団新、開幕12連勝!重圧は「意外としんどい」も「期待に応えるのもプロ野球の醍醐味」

[ 2020年9月29日 21:54 ]

セ・リーグ   巨人6―1広島 ( 2020年9月29日    マツダ )

<広・巨>球団新記録の12連勝を達成した菅野はボードを手に笑顔を見せる(撮影・森沢裕)
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 巨人の菅野智之投手(30)が広島戦(マツダ)で6回4安打9奪三振の1失点と好投。史上10人目となる開幕から無傷の12連勝を飾り、自身通算100勝に王手をかけた。開幕12連勝は開幕投手に限れば2004年の岩隈久志(近鉄、現巨人)に並ぶ最多タイで、セ・リーグ開幕投手では1982年の北別府学(広島)、巨人開幕投手では1938年春のビクトル・スタルヒンの各11連勝を抜くリーグ新&球団新の快記録となった。

 初回、わずか7球で先制点を与えたが、その後は失点せず。味方打線が3回にあっさり2点を取って逆転すると、その後もチームは中押し、ダメ押しと理想的な展開で試合を進め、最後は5番手・ビエイラが3者連続三振で締めくくった。

 「立ち上がりだけですね。あとは粘り強く投げれたので満足してます」とすがすがしい表情で第一声を発した菅野。「初回は自分のペースをつかむまでにポンポンって打たれてしまったので、勝負するところは勝負して、ファウル打たせるところは打たせて、メリハリがつけられたと思います」と振り返った。

 3―1で迎えた5回には先頭・菊池涼の三ゴロを岡本が後逸し、続く代打・坂倉には右中間へ二塁打を打たれて無死二、三塁のピンチを迎えたが、初回に先制点を許した1、2番の大盛、田中広を連続三振に仕留め、鈴木誠も右飛に打ち取って失点は許さず。攻守交代の際には頭を下げてきた岡本の頭を笑顔でなでる余裕も見せた。「毎回、野手には助けられっぱなしですし。何とかね、そういうものもカバーしたいなって気持ちでちょっと力を出し過ぎてしまってちょっとバテてしまったので、きょうはチーム一丸で勝てた1勝だと思います」。心技体そろってエースの貫録だった。

 スタルヒンの球団記録を82年ぶりに塗り替える開幕投手としての開幕12連勝には「素直にうれしいです」と菅野。「こればっかしは自分の力だけではどうにもならないことで、本当に1勝1勝の積み重ねなので、後ろを守ってくれてる野手であったり、トレーナーさんであったり、いろんな人に感謝を伝えたいです」とし、「連勝っていうのは一回負けてしまうと記録が止まってしまうので毎回意識しながらマウンドにあがるのは意外としんどいんですけど、そういう期待に応えるのもプロ野球の醍醐味だと思いますし、自分自身も負けないでシーズンを終えられるように頑張っていきます」とどこまでも頼もしかった。

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