阪神・大山の2冠に太鼓判!浜中治氏が“愛弟子”成長分析「逆転の可能性は十分にある」

[ 2020年9月25日 05:30 ]

(左)20年9月18日、大きくなったフォロースルーで逆転満塁本塁打を放つ大山 (右)19年5月、DeNA戦で本塁打を放つ大山
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 2冠をめざせ! 昨季まで阪神の1軍打撃コーチを務めていた浜中治氏(42=野球評論家)が24日、本塁打と打点部門で射程圏にいる大山悠輔内野手(25)に熱いエールを送った。同じ生え抜きの右の強打者の愛弟子。<1>大きくなったフォロースルー<2>右方向への本塁打増<3>言葉にする責任感…の3点の成長と変化から、「逆転の可能性は十分にある」と断言した。

 浜中氏は2軍打撃コーチだった17年、新人の大山を指導した。当時の金本監督主導でスタートした「育成プロジェクト」にも携わった。昨年19年は1軍打撃コーチを務めた。誰よりも近くで見てきたからこそ、成長と変化がわかる。

 「今のスイングを見たら納得です。昨年や今年の春先とは明らかに違います。<1>フォロースルーが大きくなりました。ホームランバッターのスイングです。バットとボールが接する時間が長くなり、打球の角度と伸びもでてきました」

 昨年の自身最多14本を大きく超える21本塁打は、現在、巨人の岡本に1本差に迫るセ・リーグ2位。開幕からベンチスタートが続き最大7本差を18日に一度は追いついており、勢いはこちらにある。阪神では1986年のバース以来、生え抜きでは84年の掛布以来、右打者では75年の田淵以来の本塁打王の可能性も、同氏は「十分にあります」と断言した。

 <2>「右方向に大きい打球が出ているのは押し込めている証拠です」

 今季は21本のうち、中堅3、右中間1、右4とセンターから右方向へ8本(38%)放っている。昨年の14本のうち中堅2、右中間0、右2の4本(29%)と比較しても数も割合も明らかに増加した。
 リーグトップの岡本から7差の、現在5位の打点タイトルも狙えと指摘する。

 「これまで打点王を狙えと言ってきました。(現在は5番だが)4番を打っている選手にとって一番うれしいのは打点王。今は2冠のチャンスもあります。明確な目標に掲げるべきです」

 二人三脚で歩んできた前打撃コーチからの愛情あるエールだ。昨季は4番を外され、今年はオープン戦首位打者ながら開幕はベンチスタート。浜中氏も現役時代に67試合で経験した阪神4番の重責をはね返した精神面での強化を要因の一つに挙げる。

 「<3>チームを背負って、責任感をもってやっていると感じます。これまで数字とか自分の責任とかは言ってなかったけど、今年は言葉にしています。見返したるという気持ちがみえます。失敗しても“次”というのが打席の中で見える。結果ではね返している。強くならないと阪神の4番になれない。毎年3割、30本を打たないといけない選手。真のレギュラーを目指してほしい」

 まだ、今がゴールじゃない。もっと大きな選手になってほしいと願っている。(山本 浩之)

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