阪神・西勇 3戦連続完封より一戦必勝「記録よりも自分の仕事をすることを大切に」

[ 2020年9月25日 05:30 ]

キャッチボールをする阪神・西勇(撮影・坂田 高浩)
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 3試合連続完封勝利の偉業は頭の片隅に置いておく。阪神の西勇が、目の前の一戦必勝にこだわって25日のヤクルト戦に先発する。

 「完封はできて当たり前とかではないので、記録よりも自分の仕事をすることを大切に投げていきたい」

 11日の広島戦、17日の巨人戦で自身初となる2試合連続完封勝利を挙げた。3試合連続となれば、球団では66年のバッキー以来、54年ぶりの記録となるだけに周囲の期待も高まる。「(完封)できたらうれしいですし、できたことに越したことはないですが、まずは自分の仕事を全うしたい」。個人の記録よりも、チームが勝つことが最優先事項だ。

 矢野監督からも「別に特別なことは何もする必要はないし、西はいつもチームにプラスのものを見せてくれている。西らしく投げてくれたらいい。そのままやってくれたら」と信頼を寄せられた。舞台となる神宮では通算4試合で3勝0敗。好相性も後押しするが、油断はない。

 「雰囲気やマウンドであったり、状況を考えながらやっていけたらと思っている」

 この日は甲子園での投手指名練習に参加。キャッチボールやショートダッシュなどで最終調整した。直近6試合は先発投手に勝ち星が付いておらず、中継ぎ投手の出番も多くなっている。負担を少しでも減らすためにもエースの投球をして、首位・巨人を追いかけていきたい。(長谷川 凡記)

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