巨人7連勝で15日にもM38点灯!今季初逆転弾の丸「岡本さんの打撃をお手本にしています」

[ 2020年9月14日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3―1ヤクルト ( 2020年9月13日    東京D )

<巨・ヤ>投打のヒーローのメルセデス(左)と丸でマルポーズ(撮影・森沢裕)
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 巨人は13日、ヤクルト戦に勝利し、今季最長タイの7連勝(1分け挟む)で貯金は今季最多の23。0―1の4回に丸佳浩外野手(31)が右中間に逆転の15号2ランを放った。今季は不振で3番から一時は6番まで打順を下げるなど苦しんだ5番打者の活躍で、チームはリーグ連覇に向けて加速。最短で15日にも優勝マジック「38」が点灯する。

 まるで立場まで「逆転」したようなリップサービスだ。丸がヒーローインタビューで沸かせる。5番打者として、7歳年下の4番・岡本の後を打つ気持ちを聞かれた時だった。

 「非常に光栄です。僕なんかで大丈夫かな?と思っているんですが、岡本さんの打撃をお手本にしています」

 昨季は主に3番で、4番・岡本とコンビを組んできたが、今季は不振もあり「マルオカ」が解体。一時6番まで打順を下げたが、8月から復調し5番に座る。同打順で打率・364、6本塁打と復活。一時・224まで低迷した打率も・281まで回復させている。

 この試合、打順の位置が逆転した「オカマル」が逆転勝利に導いた。0―1の4回1死。相手エースの小川から岡本が四球をもぎ取り、丸が右中間席中段に逆転弾。「少ない失投を一振りで仕留められる準備をしていた」。同点からの勝ち越し弾はあったが、15号2ランは意外にも今季初の「逆転弾」だった。

 今年1月のトークショー。岡本は昨季94打点で100打点に届かなかったことを「丸さんの出塁率が4割にいかなかったから(・388)」と先輩をイジッた。それに対し丸は岡本のための出塁を約束したが今は後を打つ。「走者を置いた状況で回ってくることは多い。打線で相手投手に戦っていけるように」と表情を引き締める。

 原監督の5番の理想像は「4番を守れる打者」。丸 が好調を維持すれば、相手 バッテリーは岡本で勝負せざるを得なくなる。チームは1分けを挟む7連勝で、15日にも優勝マジックが点灯する。リーグ連覇へ、視界をさえぎるものはない。(田中 健人)

 ▼巨人・中島(6回に小川から左中間に26試合ぶりの6号ソロ)前の打席が中途半端になってしまったのでしっかり振ることを意識した。

 ▼巨人・メルセデス(5回1/3、1失点で今季4勝目)攻めの投球はできた。直球が走っていたので、直球を中心に組み立てた。

 ≪15日にもVマジック38点灯≫巨人が勝ち、DeNAが敗れたためDeNAの自力Vの可能性が消滅。15日に巨人が自力優勝の可能性を残す阪神に勝てば優勝マジック38が点灯する。

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2020年9月14日のニュース