“本当ならヒーロー”阪神・大山 満塁弾からの2打席連発 進化示す今季5本目の逆方向アーチ

[ 2020年9月9日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7-7DeNA ( 2020年9月8日    横浜 )

<D・神(13)> 3回2死一塁、2打席連続の本塁打を放ち、サンズとともにポーズを決める大山(撮影・大森 寛明)
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 まさかの展開で勝利にはつながらなかったが、阪神の大山が相性の良い横浜スタジアムで2本塁打で6打点。ヒーロー級の活躍を見せた。

 「昨日は昨日、今日は今日と結果が良くも悪くも一日一日、切り替えて試合に臨んでいるので、また新しい気持ちで打席に入りました」

 1点差の9回に併殺打で最後の打者となった巨人戦から一夜明け。悔しさを晴らすべく、初回1死満塁の先制機でカウント2―1から外角への146キロ直球を振り抜いた。右翼方向へ放物線を描いた打球はスタンド最前列に到達するプロ初となる満塁弾。「意識を持って取り組んでいます」と話す逆方向へのアーチは、昨季まで3年間で通算4本だったが、今季は5本目。確かな成長を遂げている証だ。

 「日々取り組んでいることが、いいスイングにつながっていますし、それが今日の逆方向への打球につながったと思います」

 続く3回2死一塁では外寄りスライダーをバックスクリーン左に放り込むチーム単独トップに立つ17号2ラン。19年4月18日のヤクルト戦以来、通算3度目の2打席連発で初対戦だったルーキー坂本を攻略した。

 1試合6打点は18年9月16日のDeNA戦で7打点を挙げて以来。その時も同じ横浜の地で3本塁打と大暴れした。プロ4年間で34試合を戦い打率・346(104打数36安打)、9本塁打、27打点の好数字を残す。矢野監督も「ああいう場面で打っていくことが(大山)悠輔自身が目指すところだし、チームとしても望んでいること」とうなずいた。

 7回2死一塁では3ボールから打って出たが遊飛に終わるなど3打席目以降は無安打だった。今日こそ勝利をもたらす一打で、希望の灯をともし続けてほしい。(阪井 日向)

 《満塁弾は初》大山(神)が初回、坂本から自身初の16号満塁本塁打。今季本塁打した15投手のうち、初対戦の投手からは7月23日森下(広)、8月22日クック(ヤ)に続く3人目。すべて初打席で打っている。3回には2打席連発となる17号2ラン。19年4月18日のヤクルト戦(神宮)初回と3回に連発して以来、通算3度目。ゲーム6打点は18年9月16日のDeNA戦(横浜)3回のイニング2本塁打を含むゲーム3本塁打などで7打点したのに次ぐ、自身2番目の数字となった。

 《30年ぶりの逸勝》阪神の満塁本塁打は広島と並ぶ両リーグ最多の5本目。10年の6本以来10年ぶりで球団記録は77年の8本。チームに先制の満塁弾が出ながら勝利を逃したのは、90年4月21日の巨人戦で初回にパリッシュが記録し6―7で敗れて以来、30年ぶり。

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