大谷 時速32・5キロ!メジャートップの“足”でもぎ取った2試合ぶり安打

[ 2020年9月5日 02:30 ]

インターリーグ   エンゼルス2―0パイレーツ ( 2020年9月3日    アナハイム )

<エンゼルス・パドレス>7回無死から一塁へのゴロを俊足を生かして内野安打にしたエンゼルス・大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷が3日(日本時間4日)、パドレス戦でメジャーNo・1の快足を披露した。2―0の7回。先頭でカーブを打ち損じ一塁へのゴロになったが、トスを受けた投手のストラームとの競争で、最後は右足を目いっぱい伸ばし一塁を駆け抜けた。一度はアウトと判定されたが「チャレンジ」の末にセーフに覆り、2試合ぶりの安打をもぎ取った。

 動作解析システム「スタットキャスト」によれば、今季の本塁から一塁への平均到達時間はレイズのキーアマイヤーら並み居る俊足自慢を抑え、メジャートップの4・04秒。この日の内野安打でもメジャーで優秀とされる秒速29・6フィート(時速32・5キロ)を記録した。

 打席ごとに右足の上げ方を変え、1、2打席目は凡退するなど打撃の状態は上がってこない。打率・189だが、主砲のトラウトは「(不振から)抜け出す方法を見つけるために彼は毎日必死に練習している」と言う。試合前には初めてファーストミットで一塁ノックを受けるなど、来るべき日に備えた。(笹田幸嗣通信員)

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