広島・会沢 満身創痍でも満塁弾 8回にはダメ押し打「次に投げる投手を少しでも楽に」

[ 2020年9月3日 05:30 ]

セ・リーグ   広島9-5中日 ( 2020年9月2日    ナゴヤドーム )

<中・広(14)>4回無死満塁、会沢は満塁ホームランを放ち、ベンチのナインに迎えられる(撮影・椎名 航)
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 広島は2日の中日戦で10試合ぶりとなる2桁14安打を放って9―5で勝ち、連敗を3で止めた。会沢翼捕手(32)が4回に今季2本目となる満塁本塁打を放つと、1点差の8回には適時二塁打でこの回3得点を呼ぶなど計5打点の活躍を見せた。 試合結果

 傷だらけの体で、会沢は何度もチームを奮い立たせた。2―0の4回、連打と四球で無死満塁から中日・小笠原の内角直球を捉えると、打席内で体を弾ませるようにしてライナーで左中間席最前列に届いた一撃を見届けた。7月26日DeNA戦以来、今季2本目となるグランドスラムで相手左腕をKOした。

 「みんながつないでくれたので何とか還すことができた」

 6―0の楽勝ムードから一転、1点差に詰め寄られ重苦しくなったムードを打ち払ったのも会沢だった。8回無死一、二塁で岡田の内角真っすぐを強振した一打は、定位置より前にいた左翼・アルモンテが背走し伸ばしたグラブをかすめる適時二塁打。この回一挙3点を呼び、勝利を決定づけた。「何とか(走者を)還して、次に投げる投手を少しでも楽にしたかった」。いずれも価値ある2打席で今季最多に並ぶ5打点をマークした。

 満身創痍(そうい)の中でプレーを続ける。コンディショニング不良で8月27日DeNA戦はベンチ外。先発復帰した同29日の阪神戦では本塁上の交錯プレーで一時、動けなくなる場面もあった。週に1度、先発マスクを後輩に譲る開幕当初のプランは変更され、坂倉が出番を増やしながらも体調を整える日が増えてきた。「自分が出るところで、できることをやるだけ。チームが勝てるように自分もやる。それしかない」。自身の体調について多くは語らないが、チームの低迷に責任を感じている。

 連敗は3で止まった。「みんなが同じ方向を向いて戦うしかない。一つでも上に行けるように、みんなの力で戦いたい」。勝利の瞬間も緩めることのなかった表情は、1勝では満足できないことを示していた。(河合 洋介)

 《田中広は28打席ぶり安打》広島の田中広が28打席ぶりの安打を放った。2試合ぶりに先発し3打席無安打で迎えた8回無死二、三塁で左腕・ゴンサレスの速球を右翼線に運んだ一打は適時打となった。8月19日DeNA戦でソロ本塁打を記録して以来の安打を復調へのきっかけにしたい。

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