菅野 7度目2桁勝利と開幕10連勝はお預け…1点リードの8回2死から連続四球で降板 中川打たれる

[ 2020年9月1日 20:45 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2020年9月1日    東京D )

<巨・D>8回、同点打を浴びた中川(左)を迎える菅野(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 巨人のエース、菅野智之投手(30)がDeNA戦(東京D)に先発登板。2―1と1点リードで迎えた8回に2死走者なしから連続四球を与えて降板し、2番手左腕・中川が同点打を許したため、開幕10連勝と4年連続7度目の2桁勝利達成は持ち越しとなった。

 「川上哲治生誕100年記念試合」として行われた1戦。原監督、コーチ、選手全員が現役時代に「打撃の神様」と呼ばれ、監督としてV9を達成した川上さんの永久欠番「16番」がついたユニホームを着用して臨んだ試合でエース菅野はこの日も輝きを放った。

 初回から着実にアウトを重ねた。女房役の大城が4回に右翼席上段へ先制2ランを放つと、直後の5回には先頭・細川の三ゴロを岡本がファンブルした失策の後で倉本、大和に連打され、無死満塁のピンチを迎えたが、この局面で戸柱の投ゴロによる1失点のみ。7回を終えて107球を投げていたが、その裏の打席にも入って送りバントを成功させ、8回もマウンドに上がった。

 その8回も先頭の代打・乙坂を三ゴロ、梶谷からはこの試合10個目の三振を奪って2死走者なし。だが、続く中井を四球で歩かせると、それまで3打席連続三振に抑えていたソトにも四球を与えて一、二塁とし、ここで降板となった。2番手として登板した左腕・中川は主砲・佐野に投げた初球直球を右前に弾き返され、同点。ここで菅野の勝利投手の権利はなくなった。それでも中川は後続を抑えて逆転は許さず。マウンドを引き上げると、菅野から直接労われる場面もあった。

 菅野の投球内容は7回2/3で打者30人に対して134球を投げ、4安打2失点。10三振を奪い、与えた四球は2つだった。

続きを表示

この記事のフォト

2020年9月1日のニュース