広島 中日戦で34年ぶり球団タイの1イニング11安打、一挙9点 1イニングで適時打7本のつるべ打ち

[ 2020年7月11日 15:49 ]

セ・リーグ   広島―中日 ( 2020年7月11日    ナゴヤD )

<中・広>3回無死満塁、坂倉は勝ち越しとなる右前適時打を放ち、ベンチに向かってガッツポーズ(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 広島打線が敵地で行われた中日戦(ナゴヤD)の3回に大爆発。1イニングで11安打を放って9得点を挙げ、序盤で大量リードを奪った。1イニング11安打は1986年6月3日の大洋(現DeNA)戦で9回に記録して以来34年ぶり2度目となる球団タイ記録。

 広島は初回にピレラの来日初となる先頭打者初球アーチで先制。その裏、先発左腕・床田が平田に同点弾を浴びたが、1―1で迎えた3回に打線がいきなり火を噴いた。

 先頭の主砲・鈴木誠から松山、堂林、坂倉、田中広と5連続安打で3点を叩き出し、今季初勝利を目指した中日先発・勝野をまずはノックアウト。マウンドが2番手・三ツ間に代わってから床田の3バント失敗(記録は三振)で1死となったものの、ここからピレラ、菊池涼、西川が3連打してさらに4点を加えると、この回2打席目となった鈴木誠が倒れて2死となってから松山、堂林、坂倉が3連打で2点を加えた。

 結局、田中広が三振に倒れてチェンジとなるまで、この回だけで14人が打席に入り、7本のタイムリーを含む11安打9得点。3回までのトータルで14安打10得点とし、先発投手の床田を除く先発野手全員安打を達成した。

 なお、1イニングでのプロ野球記録は西武が1992年7月15日のダイエー(現ソフトバンク)戦(平和台)で5回に記録した13安打となっている。

 ▼坂倉 打ったのはストレート。チャンスだったので、後ろにつなぐ気持ちで必死に食らいついていきました。

 ▼田中広 打ったのはスライダー。高めにきた球に対して積極的に打ちにいきました。良い追加点になりました。

 ▼ピレラ 打ったのはスライダー。積極的に打ちにいきました。呼び込んで上手く弾き返すことができました。

 ▼菊池涼 打ったのはツーシーム。みんなの良い流れに乗って打つことができました。

続きを表示

この記事のフォト

2020年7月11日のニュース