広島 今季最多23安打19点爆勝 3回に34年ぶり1イニング11安打で9点 床田6回3失点で初勝利

[ 2020年7月11日 17:51 ]

セ・リーグ   広島19―4中日 ( 2020年7月11日    ナゴヤD )

<中・広>7回2死満塁、堂林は右前適時打を放つ(撮影・椎名 航)
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 広島打線が3回に34年ぶり球団タイ記録となる1イニング11安打で9点を挙げるなど今季最多の23安打19得点と爆発し、中日に大勝。連敗を2で止めた。先発した左腕・床田は6回で8安打されながらも3失点に抑えて今季初勝利。今季初登板だった中日先発・勝野は3回途中8安打6失点で敗戦投手となっている。

 広島は初回にピレラの来日初の先頭打者アーチとなる3号ソロで先制。その裏、床田が平田に同点弾を浴びたが、1―1で迎えた3回に打者14人で7本の適時打を含む1イニング11安打で9得点を挙げるなど打線が爆発、序盤で試合を決めた。3回までのトータルで14安打10得点とし、早くも先発野手全員安打を達成。70年前の1950年6月7日の大洋(現DeNA)戦以来となる球団記録28安打22得点には及ばなかったものの今季最多の23安打19得点で、堂林が4安打2打点、坂倉が4安打5打点、菊池涼が3安打4打点と猛打賞は3人だった。

 中日は0―1で迎えた初回、5試合ぶりに先発復帰した平田が18打席ぶり安打となる1号ソロを左翼スタンドに叩き込んで一度は同点としたが、プロ2勝目を目指して今季初登板に臨んだ先発・勝野が3回途中8安打6失点で降板。2番手・三ツ間も1回6安打3失点と広島打線の勢いを止められず。8回に5番手として登板した元守護神の鈴木博も打者一巡で一挙6点を失うなど散々だった。

 広島の1イニング11安打は1986年6月3日の大洋戦で9回に記録して以来34年ぶり2度目となる球団タイ記録。プロ野球記録は西武が1992年7月15日のダイエー(現ソフトバンク)戦(平和台)で5回に記録した13安打となっている。

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