広澤克実氏 4番・大山は不調時の打ち取られ方大事 昨年の苦しんだ経験を糧に

[ 2020年7月9日 06:30 ]

<神・巨(4)>ティー打撃を行う大山(撮影・北條 貴史)
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 【広澤克実 視点】4勝10敗の最下位にいるタイガースだけど、この数字は悲観しなくてもいい。特殊なシーズンで、開幕から5カード連続のビジターゲームでの成績。まだ甲子園で1試合も戦っていないのだから。

 裏の攻撃が有利なのか、それともファンの声援なのだろうか? 科学的な根拠はまだ明らかにされていないが、なぜか野球はホームチームの勝率が高い。みなさんがよくいう暗黒時代でさえも、甲子園では、ほぼ互角に戦っていた。

 5球団との対戦を一度ずつ終えたが、今季に限ってはここからの本拠地5カードが終わった時点で対戦一巡と考えるといいのではないか。例えばサッカーの国際大会のようなホーム&アウェー方式。雨で2試合を流したから、あと13試合でどれだけ盛り返せるか。期待も込めて、勝率5割近くまで挽回しているのではないかと思う。

 発表になったスタメンは、引き続き大山が4番だった。確かに今は状態がいい。大山は、調子がいい時は手が付けられないほど打つが、逆に調子が悪い時は目も当てられないくらいに打てない。甘い球をポーンと平凡に打ち上げたり、早いカウントでど真ん中を見逃して追い込まれてからボール球に手を出したり、典型的な好不調の波が激しいタイプ。ファンも「4番・大山」への注目度は高いが、調子を落とした時の打撃を見てから判断したい。前述した昨年同様の打ち取られ方をするのか、やはり長いブランクからなかなか抜け出せずにいるのか…。昨年108試合で4番を努め、苦しんだ経験が糧となり、成長した姿を見られると期待したい。

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