MLB開催概要発表 キャンプを日本時間4日に再開、プレー拒否の選手も

[ 2020年7月1日 05:30 ]

 大リーグ機構(MLB)が今季の開催概要を発表した。コロナ禍の影響で中断したキャンプを3日(日本時間4日)に再開し、公式戦は23日(同24日)か24日(同25日)に開幕し、60試合制で行う。選手は1日(同2日)までにキャンプ地に集合し、新型コロナの検査を受ける。オープン戦は3試合まで可能で、紅白戦の試合数には制限がない。

 選手は健康や安全面を考慮し、プレー拒否権を持つ。昨季のワールドシリーズを制したナショナルズは通算270本塁打の内野手ジマーマン、右腕ロスが今季欠場を発表。ジマーマンは3週間ほど前に子供が生まれ、さらに母親が多発性硬化症を患っていることを理由に挙げた。

 ダイヤモンドバックスではメジャー通算105勝の先発右腕リークが欠場を決め、ロッキーズの外野手デスモンドも自身のインスタグラムでプレーしない考えを示した。リークは60試合保証分の年俸556万ドル(約6億円)を放棄する。

《主な開催概要(日付は現地時間)》

 一、7月23日か24日に開幕
 一、選手は7月1日までに集合。3日からキャンプ再開
 一、レギュラーシーズンは40試合が同地区対決、20試合が同地区同士の交流戦
 一、両リーグでDH制を採用
 一、延長戦は走者を二塁に置いて始めるタイブレーク制導入
 一、当初の出場選手登録は30人。28人、26人と段階的に減らす
 一、プレーオフ出場枠は計10チーム
 一、乱闘、つば吐き、かみタバコは禁止。抗議のため審判員に近寄った場合は即退場

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2020年7月1日のニュース