巨人・原監督 丸の待望1号に満面笑み「本人と私は同じぐらいうれしいと思います」

[ 2020年6月30日 22:13 ]

セ・リーグ   巨人5―2DeNA ( 2020年6月30日    東京D )

<巨・D>8回無死、右越えソロを放った丸を迎える原監督(右から2人目)=撮影・島崎忠彦
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 巨人が2位・DeNAとの首位攻防戦初戦に5―2で逆転勝ちを収め、眼下の敵を1・5ゲーム差に突き放した。

 20歳の先発右腕・戸郷が初回に2点を先取されたものの、尻上がりに調子を上げて7回途中4安打2失点と好投。打線も0―2で迎えた2回に37歳のベテラン中島の今季1号となる左越えソロで1点差に迫ると、6回には24歳の誕生日を迎えた主砲・岡本の右前へ運ぶ芸術的なバースデータイムリーで同点。パーラも左前適時打で続いて3―2と逆転に成功すると、8回には4番手・エスコバーから3番・丸が待望の1号ソロ、4番・岡本は3戦連発となる5号ソロを放って3点差として最後は貫録の勝利となった。

 巨人の原辰徳監督(61)は岡本、パーラの適時打でひっくり返した6回の逆転劇に「その前に丸のスチールも非常に生きましたですね」と無死一塁で併殺崩れに終わった丸が二盗に成功したことから話し出し「数少ないチャンスをものにしたっていうところですね」と振り返った。

 楽天からトレードで入ったウィーラーはこの日出場選手登録すると「7番・左翼」で即スタメンに起用し、5回の2打席目には早くも移籍後初安打となる左前打を放った。明るい性格でベンチも盛り上げる姿に「うちにはいないタイプですし、ウィーラーそのものも日本の野球っていうものは非常に理解してるし、ジャイアンツの選手たちも違和感なく話もしてたし、なんかきょう来た選手とは思えないぐらいのね。私も最初に会った時から非常にやる気に満ちたというか、準備はできてると。というところできょうはスターティングメンバーに使ったっていうところですね」と笑顔で説明した指揮官。8回には、開幕から不調が続いていた丸が復調気配の中から待望の1号ソロを放ったが「本人と私は同じぐらいうれしいと思います」と言葉に力を込め「ハッハッハ」と声を立てて笑うなどご機嫌で「いつかは出るとは思いながらもね、1本出たというのはね、本人の中でも大きいと思いますね」と続けた。

 また、戸郷については「自分の役割というものが少しは理解してきているかなと。慌てることなく、自分のピッチングをやれてるという点では成長したと思いますね」と評価。最後に、開幕から4カード連続で3連戦初戦に勝利したことについて触れられると「やっぱりアドバンテージだと思いますね。やっぱり初戦というのは非常に重要ですし、そのスタートという点ではですね、理想的なものだというふうに思いますね」と話していた。

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