阪神・糸井 手術の左足首は「3150。サイコーー!!」 5月上旬の「150%」から大幅にアップ!?

[ 2020年6月18日 05:30 ]

<阪神1軍練習>フェンスに突っ込もうとするボーア(左)に驚く糸井(撮影・坂田 高浩)
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 阪神・糸井嘉男外野手(38)は17日、甲子園球場での全体練習後に代表取材に応じた。19日に迫ったシーズン開幕を前に、昨秋に手術した左足首の状態をパーセントで問われ「3150。サイコーー!!」と表現。フリー打撃では快音を連発するなど仕上がりの良さを披露し、自信を持って宿敵打倒に向かう。

 患部の回復によってみなぎるエネルギーが加わった「糸井節」は、数値の概念に当てはまらない。状態を問われた「超人」は「3150。サイコーー」と絶叫した。

 昨秋に手術した左足首の状態は、練習再開後の5月上旬の「150%」から大幅にアップ。ただでさえ超人の域にいる男が、フルパワー(100%)の31・5倍を発揮できるなら、大好きな人気アニメ「ドラゴンボール」に例えれば、常時の50倍の戦闘力を誇る「スーパーサイヤ人」化したことを意味する。

 そんな妄想を生むコメントを発した糸井節は止まらない。開幕で対戦する相手先発の菅野に対しては「えー。内野安打。はっはっはっはっ(笑い)。追い込まれてフォークを当てて内野安打」と1打席目を予想し笑った。

 昨季の対戦成績は13打数5安打の打率・385、1本塁打、3打点。「巨人のエースですし(攻略は)簡単ではない」と敬意を表したが、苦手意識は全くない。今季は1番での起用が予想され開幕の瞬間を打席で迎える可能性が高い。内野安打でも、豪快な一発でも、とにかくチームを勢い付けたい思いがある。

 「阪神に来てから、巨人戦はすごいなと感じている。無観客ですけど、いい戦いができるように」

 振る舞いを見ていると忘れがちだが、7月で39歳になる。「えー、すでにバテてます。はっはっはっはっ(笑い)。いきなり夏なんで体がしんどい時期は絶対あると思う」。過酷なシーズンを想定するが「自分なりにケアをして。食事とかそういうので。しんどい中やります」と経験をもとに乗り切る構えだ。

 最後の言葉は、最高に力強かった。

 「えー…優勝しました! します!」

 目を見開いて「予祝」をかました超人は、悠々と決戦の舞台に向かった。(巻木 周平)

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2020年6月18日のニュース