ソフトバンク スタートダッシュへ早仕掛け継投!序盤ブルペンフル稼働

[ 2020年6月16日 05:30 ]

キャッチボールする石川(前)を見る森山コーチ(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンク・森山良二投手コーチ(56)が15日、シーズン序盤は「早仕掛け継投」で臨む考えを示した。先発陣は6月の練習試合12試合で、100球を超える球数を投げた投手はゼロ。今季は延長戦が10回で打ち切りになることから、高橋礼、松本ら第2先発や豊富な中継ぎ陣をフル回転させ、3年ぶりのリーグ制覇を狙う。

 フル回転指令だ。19日の開幕へ向け、ペイペイドームでの投手練習で選手の動きをチェックした森山投手コーチは、今季序盤の戦いについて言及した。

 「流れとか点数、相手のバッターなどで、(投手を)早めにつぎ込まないとというのは(工藤)監督も僕も思っている。最初の何回りかは(早い回で)先発が代わる可能性がある」

 6月2日から練習試合が再開され、12試合をこなした。開幕ローテーション入りした6人の先発投手は2度ずつ登板したが、最も多い球数を投げたのは13日の広島戦に先発した和田の91球。その他の5投手は90球以下だった。開幕後は6連戦が続く日程となるが、森山コーチは「ゲームになれば監督の判断。球威が落ちてきたり、抜けてきたら」と、スタミナ面での不安が残る状況では、少ない球数でも2番手にマウンドを託す構えを示した。

 今季、延長戦は10回で打ち切りの特別ルール。リードを奪ったら、いかに逃げ切れるかが鍵となる。第2先発として高橋礼や松本が早い回からロング救援する展開も増えることが予想される。

 ベンチ入り選手は昨年の25人から1人増えて26人。森山コーチは「どのチームも先発は仕上がっていないと思うし、増えた枠は(投手に)使うと思う」と中継ぎ投手を増員する見込みだ。幸い、岩崎の復調や尾形の成長もあり“駒”は豊富。試合をこなしながら先発投手の球数を徐々に増やし、120試合を乗り切る。

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2020年6月16日のニュース