ソフトB・ムーア メジャー時代の天敵・ジョーンズ斬り 開幕2カード目・西武戦へ「いつ開幕してもいい」

[ 2020年6月12日 05:30 ]

練習試合   ソフトバンク5-10オリックス ( 2020年6月11日    ペイペイドーム )

練習試合<ソ・オ>2回無死、ジョーンズを三振に抑えるムーア(撮影・岡田 丈靖)
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 16年7月16日以来、4年ぶりの対戦に心が躍った。2回無死。ソフトバンクの先発・ムーアは、決め球に内角直球を選択した。148キロで空振り三振を奪い、リベンジに成功した。オリックスの4番・ジョーンズとは、メジャーでの通算成績34打数12安打、打率・353と打ち込まれ、3本塁打を許した天敵だった。「向こうでは30から40打席くらい対戦して3、4本くらい打たれていた」と、強く記憶に残っていた相手だった。

 最速152キロの直球を軸に、4回まで1安打無失点投球。だが、5回に四球、3連打などで3点を失った。4回1/3を投げ4安打3失点。それでも85球を投じ、「一番の目的は80球を投げることだった。それができたので満足」と振り返った。工藤監督は「いいボールが行っていたし、カーブもいい曲がりだった。全然いけるんじゃないかな」と信頼を寄せた。

 指揮官が「先発6人が決まったところがあった」と明かしたように、この日までに開幕ローテーションが固まった。19日からの開幕カード、ロッテ戦は東浜、和田、二保。2カード目の西武戦にムーア、バンデンハーク、石川を投入する見込みだ。松本、高橋礼は第2先発要員としてロングリリーフの役割を担う。東浜と並び先発の柱として期待がかかるムーアは「いつ開幕してもいい」と開幕を待ちわびた。

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2020年6月12日のニュース