阪神・高山 逆襲の2安打! 開幕スタメン争いで遅れも「結果出し続けられると思う」

[ 2020年6月1日 05:30 ]

阪神紅白戦   紅組4-2白組 ( 2020年5月31日    甲子園 )

3回白組、無死一、二塁、適時二塁打を放つ阪神・高山俊=甲子園(代表撮影)
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 湿った空気を切り裂く心地の良い快音だった。白組の「1番・右翼」で出場した高山が3回無死一、二塁の第2打席で谷川の高め直球を右翼線にライナーではじき返し、二塁走者の島田を生還させた。自身は前の走者の植田が三塁を狙う姿を確認したと同時に、再加速して二塁を陥れた。

 5回1死での第3打席は、2ボールから望月の148キロを中前へ。内容の濃い2安打を「まずはこうやって野球ができる幸せをかみしめながら。自分のスイングが、しっかりできたことは良かったです」と振り返った。

 この2本が反撃ののろしだ。今春オープン戦で32打数10安打、打率・313の数字を残したものの、本来の開幕3・20が近づくにつれベンチスタートが増えていた。開幕スタメン争いにおいては遅れをとっていた形。だが現在、矢野監督が明言しているのは「2番・近本」だけであり、この日の1番や5月29日に座った3番など、未確定な枠を奪い取る資格を有している。

 「やっぱり競争なので、結果を出し続ければ絶対に試合には使ってもらえると思いますし、結果も出し続けられると思うので」

 ポテンシャルの高さを知る指揮官からは、さらに上を要求される。「俊自身“アレで良し”とは思っていないと思う。走塁でも次を狙う意識が高まっているし、しっかりした準備を見せてくれている。けど、こっちとしてはもっともっと圧倒的なものを出してほしい」。極めて高く設定されたハードルも臨むところだ。期待に応えるどころか、はるか上を飛び越えてみせる。

 2日からの練習試合では、より多くの出場機会を求めて他の数選手とともにファームに合流する。「やることもいっぱいあるし、アピールしなきゃいけないこともいっぱいある。自分のレベルアップにつながればいい」。昨オフから思いを言葉にすることで自らを鼓舞してきた。強い意志と、なにより結果を示して、外野争いの勢力図を書き換える。(巻木 周平)

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