“虎の一平ちゃん”阪神・小川 自己最速更新の152キロで1回無失点 本家に負けじ“濃厚”なアピール

[ 2020年6月1日 05:30 ]

阪神紅白戦   紅組4-2白組 ( 2020年5月31日    甲子園 )

最後の打者を打ち取り、笑顔でバックにあいさつする小川
Photo By 代表撮影

 阪神は5月31日、甲子園球場で集合練習再開後2度目の紅白戦を実施した。白組の4番手として最終6回に登板したドラフト6位・小川一平投手(22=東海大九州)は自己最速を3キロ更新する152キロを計測するなど1回を無安打無失点。“虎の一平ちゃん”が勝利の方程式入りへ、明星焼きそばのように濃厚なアピールに成功した。

 まだ1軍デビューもしていないルーキー、しかも最下位6位指名だからなおさら驚く。小川が1回を無安打無失点。大山には一失で出塁させたが、逆に走者を背負ってもバタつかないアピールにしてしまった。

 「前回(5月26日)のシート打撃と同様にストライク先行でテンポよく投げることができました」

 必然の結果であることは球速にも表れた。。1人目の近本への2球目と、2人目・大山への3球目に152キロを計測。149キロだった自己最速を一気に3キロも更新した。「大学生の時からずっと目指してきた数字なので素直にうれしいです」と声を弾ませ、「スピードが全てではないですが、160キロを目指してやっていけば自ずとスピードも上がっていくと思うのでそこも一つの目標として頑張りたいと思います」と阪神では藤浪、ドリスに続く3人目の大台も見据えていた。

 1死一塁でマルテを迎えた場面では、2球で追い込んでから137キロの変化球で見逃し三振。力だけではない投球もみせた。打者4人に3連続三振を含む無安打投球だった5月26日のシート打撃で、勝利の方程式入りを示唆していた矢野監督からリップサービスの要素が薄れていく。「更にいいボールがいっていたように見えました。本当に勝ちパターンに入ってもおかしくないような投球をしてくれている。小川が一番、目立っていましたね」

 昨年ドラフトでは5位まで甲子園を湧かせた高卒選手が指名された中、本指名唯一の大卒選手として阪神入り。昨年11月の仮契約時にはプロ入り後の活躍を誓う一方で、呼んでもらいたい愛称を問われるとカップ焼きそば「明星一平ちゃん」を意識して2週間に1食ほど食していることを明かし、「CMこないかなと。塩味がおいしいんですよね」とちゃめっ気たっぷりに話していた。

 現在は球団公式インスタグラムが日々投稿している練習風景の写真で「#今日の一平ちゃん」が定番化するなど、チーム内でも愛称が浸透している。「調子はすごく良いので、もっと上を目指して頑張ります」。“虎の一平ちゃん”もまた、あの人気焼きそばのようにこってり味わい深くいく――。(阪井 日向)

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