プロで実現「巨人・坂本VS楽天・田中」 小学生時代の同級生バッテリーが対決

[ 2020年5月29日 05:30 ]

今年は見られない セVSパ 交流戦名勝負10選   巨人3-0楽天 ( 2008年6月16日    Kスタ宮城 )

9回表2死、楽天・田中(左)から右前打を放つ巨人・坂本
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 少年時代、ともに白球を追った2人の対決が、プロの舞台で実現した。19歳同士の「巨人・坂本VS楽天・田中」は4度対戦し、結果は右飛、右飛、中前打、右前打。坂本は盗塁に加えて好守も見せ、巨人・原監督は「軍配を上げるとしたら坂本の勝ちだよね」と称えた。田中は3失点で敗戦投手になったものの、9回を投げ抜いた。

 兵庫県伊丹市の小中学校の同級生。「昆陽里タイガース」では坂本が投手、田中が捕手でバッテリーを組んだ。中学から別のチームでプレーし、ともに07年にプロ入り。1年目は、2桁勝利で新人王も獲得した田中に実績では水をあけられた坂本だが、この年、遊撃手のレギュラーに定着し、スターへの階段を上り始めた。

 試合後、坂本は「意識?全然なかったですよ」、田中も「特に意識はないです。まあ、打たれたんで」と淡々と振り返った。今や巨人の顔とヤンキースのエース。2人の対決は13年が最後で、レギュラーシーズンでは通算18打数5安打、打率・278となっている。

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