自粛期間を使った“最善の道”への取り組み DeNA武藤「激変」の真相

[ 2020年5月29日 09:00 ]

DeNA・武藤(3月30日撮影)
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 「オンライン取材」となってから早2カ月。DeNAの選手の姿を直接見ることができない中で、ある選手の「激変」の話題が気になっていた。

 それは武藤祐太投手のことだ。約1カ月半の自主練習を経て、5月19日にチーム練習が再開したときのこと。グループに分かれていた選手らが久々に揃い、顔を合わせた。梶谷が「衝撃的だった。前と違いすぎていてビックリした」と目を丸くし、伊藤光は「凄くスリムになって、お腹の出っぱりがなくなった」と証言。真相を探るため、武藤に話を聞いた。

 「そうですね。今は3キロほど戻りましたが、最大で11キロやせました。筋肉量は変わっていません」

 わずか1カ月半での「激やせ」は本当だった。自主練習期間が始まった際、柔軟性を失わないようにヨガを導入。体の可動域が出てきたことで「体の切れも出していきたいと思った」と減量に挑み始めた。ヨガを毎日続けながらウエートトレーニング、さらに鶏肉中心にタンパク質を多く、脂質と炭水化物を減らすなど食事面も改善。その姿は、愛妻が「ストイックすぎる」と驚いたほどだった。そして目標にした「85キロ」を見事にクリア。再会したチームメートの反応を見て「一番は、チーム練習が始まったときにみんなをビックリさせようと思って頑張っていた。成功ですね」と笑った。

 ブルペンで投球練習を行うと、受けた伊藤光から「ベース板の上の、球の強さをかなり感じた」と太鼓判を押された。武藤は「やはり今までちょっと太っていたので、体の負担が大きかった。切れは出るようになっているかな」と手応えを感じつつも「駄目だったら簡単に体重は戻せるので、この時期にやってみようと思った」と柔軟に対応する考えを明かす。最善の道を探すための、自粛期間を使った取り組みだった。

 24日にはシート打撃に登板。今後は実戦登板で、残り1カ月を切った開幕に向けて準備を整えていく。17年限りで中日を自由契約となり、DeNAに入団して3年目のシーズン。救援右腕として存在感を増している30歳は「開幕が延びてもやることは変わらないと思う。チャンスがもらえれば、そこで一球一球、腕を振って投げるだけ。一年間、1軍にいられるように頑張ります」と決意を込めた。(記者コラム・町田 利衣)

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