名将たちが進路サポート 大阪桐蔭・西谷監督ら大学、アマと連絡密に

[ 2020年5月21日 05:48 ]

夏の甲子園、地方大会中止

球児たちの進路サポートに動き出しているという大阪桐蔭・西谷監督
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 強豪校の名将たちは、球児の進路サポートにも動きだしている。大学のスポーツ推薦は、全国大会の出場を一定基準としているが、実績を積む機会やアピールの場が失われてしまった。若い才能が高校限りで野球を諦めないように、大阪桐蔭の西谷浩一監督(50)は「この休校期間、自分ができることは進路のことだと思い、ずっといろいろな監督さんと電話をさせていただいていた」と、大学だけでなく、アマチュア野球の関係者とも連絡を密に取っていたという。

 興南(沖縄)の我喜屋優監督(69)も「(大学などの関係者と)連絡を密にとって、本人の希望をかなえてあげたい」。これまで以上に進路相談を行っていく方針だ。

 心の穴を埋めるのも指導者に課せられた役目。甲子園通算51勝を誇る明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督(64)は「自暴自棄になったりしたらあかん。将来、つながるんやから」と唇をかむ選手を激励した。

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