今秋ドラフト候補、山梨学院・栗田「大学野球で悔しさぶつける」

夏の甲子園、地方大会中止

第91回選抜高校野球大会で適時打を放つ山梨学院・栗田
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　今秋ドラフト候補に挙げられていた山梨学院の栗田勇雅捕手（3年）が代表取材に応じ「中止が決まった以上、悔しいけど気持ちを切り替えるしかない。大学野球で神宮を目指すことでこの悔しさをぶつける」と進学の意向を明かした。

　強肩強打の捕手として知られ、1年夏から先発マスクをかぶり昨夏まで3季連続で甲子園に出場。中止となった今年のセンバツ、今夏と甲子園に出場すれ5季連続出場となるはずだった。「自分の代でチームを引っ張って甲子園に行き、今まで以上の結果を先輩たちに見せたかったのでとても悔しい」と無念さをにじませた。

　甲子園の思い出として「1年の夏、高知商との打ち合いとなった試合で球場の大観衆全ての視線が自分たちに注がれているという素晴らしい経験ができた」と振り返り、「甲子園の経験や素晴らしさを残る高校生活の中で後輩たちにしっかり伝えたい」と前を向いた。