オリ漆原 ブルペンで50球、入念調整「もう一度、しっかりとフォームを」

[ 2020年4月30日 14:59 ]

大阪・舞洲の球団施設で自主練習するオリックスの漆原(球団提供)
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 オリックスの漆原大晟投手(23)が30日、大阪・舞洲の球団施設で自主練習を実施。50球のブルペン投球するなど入念に調整した。

 「今は時間もあるので、もう一度、しっかりとピッチングフォームを見直していますし、体の柔軟性を上げるために、時間があればストレッチを行うようにしています。また、ウエートトレーニングなども見つめ直して、トレーニングの強度や瞬発系のトレーニングを行って、体の強化や維持にテーマを持って練習していますね」

 育成新人だった昨季はウエスタン・リーグ最多の23セーブを挙げ、今年2月に支配下登録を勝ち取った。榊原、張奕(チョウヤク)らに続く育成出身右腕として飛躍が期待される。2年目の今季は先発ローテーション候補の1人に急浮上。3月22日の楽天戦ではプロ最長となる5回を投げ4失点。初回に3点を失ったが、2回以降は修正力を発揮し先発適性テストで一定の結果を示していた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出自粛要請が続く。実戦から遠ざかっているが、「ピッチングでは、ただ投げるだけにならないように、走者を想定しながらクイックなども取り入れて、真っ直ぐや変化球の精度に意識を持って行っています」と強調。選手寮で過ごす時間については、「ユーチューブ動画や映画を観たり読書などでリフレッシュしています。最近はUSJを再建された森岡毅さんの本なども読みました。社会人として生きていく上で大切なことなども書かれていましたし、野球に共通する部分もあったので学生の方にも読んでいただいたら面白いと思います」と報告した。

 開幕日は決まらず、依然として不透明な状況が続くが、「1試合でも多く1軍のマウンドに立って勝利に貢献したいですね。オープン戦で先発もさせていただいて、自分にとって幅の広がるチャンスだと思うので、先発、リリーフどちらになっても任された場所でしっかりと結果を出していきたいです。開幕した時には僕たちが100%のパフォーマンスをして盛り上げていきたいと思っているので、その日を楽しみにしていてほしいと思います」と呼び掛けた。

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2020年4月30日のニュース