DeNA・今永 「3つのUP」に励む 自宅で過ごす時間を有効活用!

[ 2020年4月12日 05:30 ]

テレビ会議システムを利用して取材に応じるDeNA・今永
Photo By 提供写真

 DeNAの今永が横浜スタジアムで非公開の自主練習後、テレビ会議システム「Zoom」を利用した取材に応じた。「不安もあるけど、開幕日のメドが立ってまたつくり上げていける自信もある」と未知のシーズンを見据えた上で、自宅で過ごす時間を利用して「3つのUP」に励んでいることを明かした。

 (1)語学力 今ハマっているのが海外ドラマ「ブラックリスト」。字幕は付けているが、英語で聞くことを心掛ける。細かく分かれている自主練習のグループはパットンやピープルズら外国人選手と同じで「せっかく少ない人数で練習しているので外国人とも話したい。日頃から練習の一環として」と耳を研ぎ澄ませている。

 (2)自炊力 前夜はタイ料理の定番「カオマンガイ」を作り上げた。「筋肉量が少し落ちていたので、今は低脂質高タンパクの鶏の胸肉やササミを結構食べています」と自身の体に合う料理を楽しんでいる。出来については「ハマスタに出店して冠商品にした方がいい」とどや顔を見せると「1万1000円くらいで売れたらと思います、サイン付きで」と笑わせた。

 (3)人間力 「僕たちは野球だけやっていればいいというのではない」とニュース番組を見る時間が自然と増えたという。さまざまなニュースに触れて日本の状況を把握し、考えることで「もっと社会のこととか学んでいかないといけない」と人としての成長の時間にもつなげている。

 ブルペンには入らず、遠投やウエートトレーニングなどで鍛える日々。練習は隔日で、時間も2時間に決められていることもあり、自宅でもストレッチや体幹トレーニングを開始した。「早く、自分の名前が呼ばれた時にファンの方が上げてくれる歓声を聞きたい」。誰もいないスタンドを見渡しながら、今永は願いを込めた。 (町田 利衣)

 ≪五輪侍入りへ意欲「変わらずアピール」≫今永は来夏に延期が決まった東京五輪について「侍ジャパンに求められるものは、いろいろなことに対応したり順応することだと思う。この1年間どう過ごすか見られていると思うし、変わらずアピールの場で結果を残すだけだと思っています」と語った。昨秋の「プレミア12」では世界一に貢献し、侍ジャパンの貴重な左の先発候補として期待されている。

続きを表示

2020年4月12日のニュース