嗅覚や味覚障害…同じ訴えから新型コロナウイルス世界で多数陽性に

[ 2020年3月27日 05:30 ]

阪神・藤浪 新型コロナウイルス陽性

甲子園球場の通路を消毒する防護服姿の作業員(撮影・成瀬 徹)       
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 世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルスの主な症状として発熱、倦怠感、空せきなどを列記している一方、感染者が嗅覚や味覚を失ったとの報告が世界各地で相次ぎ、NBA選手として初めて感染が確認されたジャズのルディ・ゴベールはツイッターに「嗅覚と味覚がなくなることが症状の一つであることは明らかだ」と投稿した。

 因果関係は不明でも、英米の専門家らは「嗅覚や味覚障害の報告が急激に増えている」と認め、検査対象に加えるべきと指摘。日本の厚生労働省は感染を疑う症状として「37・5度以上の熱が4日以上続く」「強いだるさや息苦しさがある」などを示している。

 また、国内プロスポーツ選手で過去にPCR検査の受診が公になったのは大相撲の幕内・千代丸(九重)だけ。春場所8日目だった15日に39.7度の高熱を出し、日本相撲協会から病院での受診と隔離の指示を受け9日目の取組から外れた。16日には熱が40度まで上昇し、蜂窩織炎(ほうかしきえん)の可能性が高いとの報告があった中、感染の有無を調べるため同検査を受診。翌17日に陰性(診断は蜂窩織炎)が発表され、18日から再出場した。

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