阪神・藤浪が新型コロナ感染の疑いでPCR検査へ 数日前から嗅覚異常

[ 2020年3月26日 12:00 ]

阪神の藤浪晋太郎投手
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 阪神の藤浪晋太郎投手(25)が26日、新型コロナウイルス感染の有無を調べるためPCR検査を受けることが明らかになった。同日、球団が発表した。数日前から「臭いを感じない」という嗅覚異常を感じ、24日から兵庫県内の病院を受診。25日に別の病院を受診した際に医師の判断でPCR検査を受けることになった。現段階で発熱や倦怠感は無いという。

 藤浪は18日のオリックス2軍との練習試合(オセアンBS)に登板後は基本的には甲子園で調整。24日からの横浜遠征期間中も甲子園でトレーニング。球団は3月11日から25日までの行動記録を本人の記憶などをたどってすべて確認。会食した知人などに嗅覚不全を感じた際の申し出の要請を行った。その結果、この日の朝までに数名の選手から「味覚障害」類似の症状の申し出があった。球団だけでは判断できないため、現状では申し出のあった数選手がPCR検査を受ける予定はない。

 この日、1軍の選手は全休日となっていたが、2軍の本拠地・鳴尾浜球場で行われる予定だったソフトバンク2軍との練習試合は急遽、中止が決まった。現在、甲子園、鳴尾浜施設の消毒作業が行われており、本日中に終了する。

 18日には都内で臨時の12球団広報担当者会議が行われており、監督、選手、コーチなどチーム関係者に感染の疑い例が出た場合の対応について話し合われ、PCR検査を受けることが決定した時点で名前などを公表する案が出ていた。

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2020年3月26日のニュース