五輪延期でプロ野球どうなる?中断期間は?五輪会場使える?来年侍日程過密?

[ 2020年3月26日 09:00 ]

本来ならプロ野球が開幕する20日、閑散とする東京ドーム
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 東京五輪の延期と21年開催が決まったことで、プロ野球は今季日程の再編成をはじめ、さまざまな変更点が出てくる。中断期間の扱い、ポストシーズン、使用球場、WBCとの兼ね合いなど、現状の課題と見通しに迫った。(プロ、アマ野球取材班)

 東京五輪に合わせ、プロ野球は7月21日~8月13日の24日間を中断期間としていた。五輪延期で空いたこの期間には、3月20日に予定した開幕から延期となった試合を入れていく。ただ高校野球の地方大会やイベントなどが入り、すぐに使用できない球場もある。地方球場の使用は想定していない。営業担当者らで再編成するが、日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「球場の事情などがある。フルに中断期間を使えるかどうかは微妙なところ」と説明した。

 当初は11月7日開始だったが、同21日開始へ繰り下げが決定的だ。現在目指している4月24日開幕だと、本来の3月20日開幕から5週間の遅れ。シリーズ繰り下げ分の2週間と、空いた五輪中断期間の約3週間で、その分を補う。これにより公式戦143試合と、短縮も議論されたクライマックスシリーズを含めた従来通りの全日程消化を目指す。ただ4月24日に開幕できるかは、今後の感染状況次第でもあり不透明。日本シリーズは11月末に固定することで、開幕がそれ以降、5月にずれ込んでも対応に幅を持たせられる。開幕がなおずれ込むことについて井原事務局長は「今の時点では考えてないが、シミュレーション的には頭の体操はしています」と答えた。

 会場の横浜スタジアム、資材置き場となる神宮は五輪期間とその前後は使用できず、DeNAは東京ドームで6試合、ZOZOマリンで2試合、ヤクルトは東京ドームで11試合のホームゲームが組まれた。これを本拠地開催に戻す可能性はあり今後検討される。DeNAの三原一晃球団代表は「日程は今まさに考え始めること。決定してお伝えすることはない」とした。また、東京都高野連は五輪延期に伴い、夏の全国高校野球選手権東西東京大会で神宮開催試合を増やせないか要望を出した。

 21年は3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を予定する。短期間で2つの国際大会が続くことで、負担増を考慮して選手会や供出する12球団との協議は必要となる。米国では感染が爆発的に広がっており、WBCが無事開催されるかも未知数だ。3月にアリゾナ州で予定していたWBC予選は延期されたまま。井原事務局長は「WBCもどうなるのか分からない」と漏らす。また、21年11月には第2回アジアプロ野球チャンピオンシップを予定する。韓国と台湾に加え新たにオーストラリアも出場へ意欲を示していたが、今回の騒動で協議は止まったまま。WBCと五輪が重ねて行われるとシーズン終了が遅くなることが予想され、大会の開催自体が難しくなってくる。

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