阪神・福留“幻の開幕戦記録”セ最年長猛打賞!42歳10カ月「開幕のつもりで出た」

[ 2020年3月21日 05:30 ]

練習試合   阪神2-7ヤクルト ( 2020年3月20日    神宮 )

ヤクルトとの練習試合の7回無死、右前打を放つ福留(撮影・西海健太郎)
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 こんな姿を本番でも見たい。阪神の福留孝介外野手(42)が20日の練習試合・ヤクルト戦(神宮)で3打数3安打の大当たり。本来なら開幕戦だった試合で球界最年長選手の存在感を見せつけた。

 百戦錬磨が「3・20」にしっかりと合わせてきた。「6番左翼」で先発の福留が、打線が低調な中で一人気を吐く3安打。本来の開幕日に抜群の存在感を放った。まずは「そんな日もあるんじゃないですか」と軽く質問をいなしながら、ベテランらしい胸の内を口にした。

 「なかなか先が見えないですけど、自分の中では今日開幕ぐらいのつもりでグラウンドに出た。自分の中でメリハリを付けないと、なかなか難しいことがあるんで。そういうつもりで来て、その中でこうやってできたのは良かった」

 2回1死の第1打席は清水の外角直球を巧みなバットコントロールで中堅左へ。塩見の守備が緩慢と見るや、42歳が激走して二塁を陥れた。4回2死では杉山から中前打。7回先頭の第3打席は左腕・中尾のフォークを右前にはじき返し、ここで代走を送られた。

 昨季より9日早い開幕が決まった時に、誰よりも敏感に反応したのが福留だった。「10日近くも早くなるのは簡単なことじゃない」と、オフの調整も前倒し。大ベテランが春季キャンプ初日からベースランニング、シートノックに参加し、打撃投手まで務めた。近年は同行していなかったキャンプ直後の福岡遠征にも参加。全て「3・20」から逆算して過ごしてきた。

 9日の12球団代表者会議で開幕延期が決まった後は多少ペースを落としても、体は仕上がっている。オープン戦では、結果を求められる立場ではないとはいえ、16打数2安打、打率・125と低調。高山やサンズと争う左翼の開幕先発は微妙な状況だったが、この時期に当然のように調子を上げてきた。

 「(開幕日が未定でも)やることは特に変わらないですし、自分のしっかりした調整というかね。自分のできることをやっていく。それしかない」

 もし日程通りなら、42歳10カ月での開幕戦猛打賞はセ・リーグ最年長記録だった。もっとも、これがリハーサルとなり、本番で実現する可能性は十分。満員の大観衆の前ではさらに力を発揮する千両役者が、今季も猛虎打線の支柱となる。(山添 晴治)

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