楽天ファン多き宮城県南三陸町 震災の記憶とともに前へ

[ 2020年3月11日 07:00 ]

<東日本大震災から9年>宮城県南三陸町震災復興祈念公園の「祈りの丘」で、石碑に花を手向ける夫婦。右奥は町職員らが犠牲になった旧防災対策庁舎(撮影・高橋 雄二)
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 【スポニチ本紙カメラマン・高橋雄二が見た宮城県南三陸町】

  死者・行方不明者が1万8000人を超えた東日本大震災は11日、発生から9年を迎えた。楽天の熱狂的なファンが多いことで知られる宮城県南三陸町では10日、今秋の全面開園を目指す震災復興祈念公園に大勢の人たちが訪れ、町職員ら43人が津波の犠牲となった旧防災対策庁舎などに手を合わせた。

 町内でイースタン・リーグの公式戦が開催されていた縁もあって、震災直後には選手たちからメッセージ入りの支援物資が届けられた同町。久米島キャンプには毎年有志が応援ツアーを組むほど。今回の新型コロナウイルスの影響で「南三陸さんさん商店街」(28店舗)の本設オープン3周年記念イベントなどが延期になるなど厳しい状況だが、鮮魚と水産加工品の製造販売会社を営む山内正文社長(70)は「平日のお客はいつもの半分ぐらい。各店独自に感謝のサービスを考えている」と前を向く。山内社長自身も牡蠣(かき)が入っためかぶ汁付きのいくら丼を格安の700円で提供。新しい街づくりへ、手を休めることはない。

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