ブルージェイズ山口 ヤンキース戦に救援登板し好投「一歩前進」 3回2安打1失点

[ 2020年3月11日 07:23 ]

降板後、地元メディアから取材を受ける山口(撮影・柳原 直之)
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 ブルージェイズの山口俊投手(32)が10日(日本時間11日)、米フロリダ州タンパで行われた敵地ヤンキース戦で1点リードの5回から救援登板し、3回2安打1失点と好投した。「結果どうこうよりも、自分の間合い、自分の投球フォームでやっと投げられ出したかなという感覚が出てきました」と納得の表情を浮かべた。

 5回、先頭打者のアンドゥハーにいきなり中前打を浴びたが、ヒガシオカを三ゴロ、ヘレラを中飛、ギテンスを空振り三振に仕留めた。6回は1死から、昨季リーグ2位の打率・327をマークしたルメイヒューをスライダーで遊ゴロに打ち取り、続くガードナーに四球を与え、最後はトーレスに左翼後方に大飛球を打たれるも、左翼手の好捕もあり、無失点で切り抜けた。7回2死からヒガシオカに同点のソロ本塁打を浴びたが、後続を打ち取り最少失点に留めた。

 前回5日のフィリーズ戦は救援で2回1/3を投げ、3本塁打を含む4失点と苦しんだが、この日はヤンキースの主力相手に汚名返上の投球。最速94マイル(約151キロ)を3度計測するなど球威があり、テンポ良く投げ込んだ。山口は「どうしてもスピードっていうところを意識しすぎて自分自身の間合い出投げられていなかった。今日はしっかり軸足に乗って、タメをつくって投げるという、練習してきたことがマウンドで出た。その辺は一歩前進かなと思います。日々これくらいを最低限のレベルにもってこられれば、そこそこ戦えるのかなっていうような感覚は今日、ありました」と手応えを口にした。チャーリー・モントーヨ監督も「今日は非常に良かった。前回より直球がかなり走っていた。私は彼がストライク先行でイニングをしっかり投げる投手だと知っている。見ていて楽しかった」と賛辞の言葉を並べた。

 次回登板は中4日を空けて15日(日本時間16日)のタイガース戦かヤンキース戦で先発予定。先発ローテーション入りへ、猛アピールを続ける。

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2020年3月11日のニュース