オリックス・吉田正“ジョーンズ効果”で2戦連続マルチ

オープン戦   オリックス4―4巨人 （ 2020年3月7日    京セラD ）

3回1死一、二塁、吉田正は中前適時打（撮影・井垣　忠夫）
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　ジョーンズ効果！？でオリックス・吉田正が2試合連続マルチ安打を記録し、4番ジョーンズの前を担う“最強3番”として打棒を示した。「状況的に主軸が還すことになると思う。僕らが還して。後ろにも、モヤやT（―岡田）さんがいるので」。3回1死一、二塁では1ストライクからサンチェスの外角150キロ直球を強振して中前適時打。つながりのある攻撃を披露した。

　徹底マークされた昨季はチーム最多＆リーグ6位の79四球、リーグ最多の12敬遠を数えるなど勝負を避けられる状況が目立った。「まだ分からないですけどね」と実感は控えめでも、ジョーンズが股関節回りの違和感から復帰して主軸を組んだ3日のロッテ戦からは4試合連続安打。チームとしても2勝2分けの無敗で、生え抜き主砲の後ろにメジャー282発の大物が控える相乗効果は結果として表れる。

　昨季は開幕直後に打率1割台と低迷しただけに「スタートダッシュが切れるよう準備したい」と意気込んだ。（湯澤　涼）