ヤクルト・吉田成 12球団単独トップ9打点!“青木打法”で開眼「腰で打つ」

[ 2020年3月6日 05:30 ]

オープン戦   ヤクルト3-5ソフトバンク ( 2020年3月5日    ペイペイD )

ソフトバンクとのオープン戦の5回、右中間2点適二塁打を放つヤクルト・吉田大成(撮影・岡田 丈靖)
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 ヤクルト・吉田成は同点の5回1死一、二塁から川原の外寄りのスライダーを強振して右中間を深々と破る2点適時二塁打を放った。「(3日に)対戦した時にスライダーを見ていたので。イメージして打った」。オープン戦12球団トップの9打点。3回にも左前打を打っており5打数2安打で打率も・348と好調だ。

 要因は「世界の青木打法」だ。新人だった昨季は13試合の出場で2打点、打率・188に終わった。シーズン後、打撃フォームの変更に着手。同じ身長で体格が似ている青木をまねた。「手で打たずに、体の回転で打つ。腰で打つと言うんですかね」。キャンプ中も青木から助言を受け、ものにした。

 内野全てのポジションを守るユーティリティープレーヤー。18年ドラフト8位で明治安田生命から入団。支配下選手では平成最後の指名となった吉田成だが開幕1軍だけでなく「レギュラーを狙っている」と力強い。高津監督も「難しい球を一発で仕留める。良い打撃だった」と目を細めた。(黒野 有仁)

 ▼吉田 大成(よしだ・たいせい)1995年(平7)3月7日生まれ、千葉県出身の24歳。佼成学園では甲子園出場なし。明大4年時には春秋連続でベストナインに選出された。明治安田生命を経て18年ドラフト8位でヤクルト入団。昨季は13試合に出場した。1メートル75、80キロ。右投げ左打ち。

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