阪神助っ人3人で1安打 開幕カードヤクルト相手にボーア「これから準備」

[ 2020年2月25日 05:30 ]

オープン戦   阪神2―2ヤクルト ( 2020年2月24日    ANA BALLPARK浦添 )

1回2死、マルテは左前打を放つ(投手・石川)(撮影・山口 和洋)
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 開幕カードのヤクルト相手に「超重量打線」の脅威を植え付けることはできなかった。阪神は24日のオープン戦(浦添)で3番マルテ、4番ボーア、5番サンズと助っ人野手3人が初めてそろい踏みしたが、期待された本塁打を含む長打はなし。マルテの左前打だけという寂しい内容だった。ただ、開幕戦で対戦する可能性のある石川、小川の両腕と対戦し、いずれも外角への速球を見逃し2三振だったボーアは悲観することなく、収穫を口にした。

 「どういうチームか感じられたし、どういう投手がいるかを見られた。まだキャンプ中。深く考えず、これから準備していきたい」

 サンズも同様だった。2回無死では石川の前に一ゴロ。5回の先頭では小川の低めフォークを振らされ三振に終わったが、プラス思考だった。

 「(15日の練習試合で対戦した広島)カープも違う配球をしていたんで、しっかり頭に入れて。データも通して(相手の)投手と捕手が何を考えているかを頭に入れながら準備していきたい」
 矢野監督もシーズンでの爆発を期待しており、オープン戦での結果には関心がない。

 「(打席の)数を立っていかないと相手のボールの軌道や日本の審判のことはなかなか学べない。どんどん立っていくことで解消されたり、わかってくることが出てくる。タイミングとか、そんなに悪くない」

 3月20日の開幕戦で対戦する可能性のある投手と対戦できたことが最大の収穫。25日後には、違った結果が待っているはずだ。
(山本 浩之)

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