中畑清氏 コロナに負けるな!東京五輪へ“世界ONE TEAM”

[ 2020年2月25日 08:30 ]

中畑清氏
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 【キヨシスタイル】新型コロナウイルスの感染拡大で各種イベントの中止が相次いでいる。一日も早い終息を願うしかないけど、感染拡大が進んだら、東京五輪をどうするという話にも発展しかねない。

 5月に行われるロンドン市長選の候補者2人が東京五輪が開催できなくなった場合「求めがあれば再び開催する準備はできている」と話しているらしい。冗談じゃないよ。2012年の開催地。競技施設は残っているかもしれないけど、票稼ぎに五輪を利用するなんてふざけてる。

 長い年月をかけて招致運動をして56年ぶり開催にこぎつけた東京。アスリートはここに照準を合わせて強化、調整を続けてきた。4年に1度の祭典。ここまで頑張ってきて「さあ」という時に、目に見えない敵にその夢を打ち砕かれるなんて絶対にあってはならない。

 万が一終息に時間がかかることになったら、延期という選択肢を考えてもいいと思う。米国のテレビマネーが大きな収入源となっている夏季五輪。人気のバスケットボール、フットボールがシーズンオフの7月下旬から8月にかけての開催時期はずらせないって?

 そんな小さいこと言いなさんな。米国でもインフルエンザが大流行し、死者が1万4000人以上出ているという。ウイルスに負けないよう、世界中が「ONE TEAM」になるべき時じゃないのか。アスリートのモチベーションを上げるためにも「延期してでも東京で開催する」という空気をつくっていく必要があると思う。

 野球・ソフトボールは24年パリ大会の追加競技候補から外れた。28年ロサンゼルス大会で復帰する可能性はあるけど、そのためにも野球・ソフトボールという競技の素晴らしさを日本から世界へ発信したいんだ。

 私は大リーグのキャンプ取材のため、これから米国に向かう。入国の際には厳しいチェックが待ってるかもしれないが、望むところだ。ウイルスを封じ込めるためならどんな検査でも受けるよ。

 政府や関係省庁、競技団体は緊張感と集中力を持って感染拡大を防ぎ、アスリートの夢を守っていただきたい。私も緊張感を持って行ってまいります。 (本紙評論家・中畑 清)

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