巨人 新外国人パーラ、OP戦初打席“ガブッ”と来日初安打「サメポーズ」も披露

[ 2020年2月17日 05:30 ]

オープン戦   巨人1-4DeNA ( 2020年2月16日    沖縄セルラー )

<OP戦 巨・De>2回無死一塁、パーラは二塁打を放ち「サメポーズ」(撮影・森沢裕)
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 右足は地面から上げない。2回、巨人の新外国人パーラが臨んだオープン戦の初打席。メジャーで1312本の安打を積み上げた「ノーステップ打法」で来日初安打を放った。

 「体がぶれないよう無駄な動きはしない。コンパクトなスイングを心掛けている」

 来日初実戦だった前日の韓国・サムスン戦は2三振。「昨日は昨日で今日は今日」と不変の打撃で、この日に臨み力を証明した。2回無死一塁。シンプルな動作で桜井が投じた外角直球に逆らわず、逆方向の左翼線に流す。二塁に到達すると手のひらで「サメポーズ」を小さくつくり、ベンチのナインも応えた。

 有名メジャーリーガーでDeNAナインも登場曲に合わせて同ポーズをしたほどだ。世界中のファンに考えや近況を発信する手段にSNSを活用。インスタにはNBAのレーカーズでプレーし、1月にヘリコプター墜落事故で死亡したコービー・ブライアント氏の写真をアップし「人間、選手として凄い存在だった」と早すぎる死を悼んだ。1次キャンプ地の宮崎では丸、亀井、中島との4ショットをアップ。早出練習、ランチ特打、早めの実戦を志願と、真面目で穏やかな性格でチームに溶け込む。この日のベンチでは亀井に正しい「サメポーズ」を教える一幕もあった。

 敵将のラミレス監督は母国ベネズエラの大先輩。パーラは「久々に会えて良かった。シーズン中に何度も対戦することになる」と目を輝かせる。原監督が「そのぐらい打ちますよ」と当然視した二塁打で、新天地での幕が開けた。(神田 佑)

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