レイズ・筒香 熱烈歓迎キャンプ地初自主トレ OP戦初戦は同地区ライバル・Rソックスかヤンキース戦

[ 2020年2月17日 05:30 ]

笑顔でキャッチボールするレイズの筒香(撮影・会津 智海)
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 DeNAからレイズに移籍した筒香嘉智外野手(28)が15日(日本時間16日)、初めてキャンプ施設を訪れ、自主トレを行った。主軸候補の和製大砲を、地元メディアやチームメート、ファンも熱烈に歓迎。ケビン・キャッシュ監督(42)は、同じア・リーグ東地区のレッドソックス、ヤンキースと対戦する22~24日(同23~25日)のいずれかでオープン戦に初出場させる方針を明かした。

 低予算のレイズでは珍しい大物FA選手の入団。キャンプ地ポートシャーロットの駐車場には、日本メディア以外にも米国の球団担当記者が筒香を「入り待ち」した。詰め掛けたファンからは「ヨシ!ヨシ!」とサインをせがまれた。

 熱烈な歓迎ぶりにも当の筒香はマイペース。「凄く体調もいいし、素晴らしい施設でできることにわくわくしている」と穏やかな表情で話した。気温28度で雲一つない青空の下、キャッチボール、ランニング、屋内でのトス打撃など1時間程度の初練習。「体のコンディションさえしっかりしていれば(大丈夫)、というのがある。まずはしっかりコンディションを整えたい」と、どっしり構える。

 18日(日本時間同日未明)に全体練習がスタートし、22日(同23日)にオープン戦が開幕する。キャッシュ監督は、実戦デビューの日を特定しなかったが「準備できているとみている」とし「一般的には、最初の3試合の中で出る」と明かした。1、3試合目はレッドソックス戦で、2試合目は田中も所属するヤンキース戦。同じア・リーグ東地区のライバルといきなり対戦する。

 クラブハウスでも18年サイ・ヤング賞のエース左腕スネルや、野手のリーダーのキーアマイヤーからあいさつを受けた。キーアマイヤーは「ヨシがグラウンドに出て、力を見せてくれることに多くの人がエキサイトしている」と期待を寄せた。

 オープン戦では45~50打席に立つ予定。筒香は「焦らずじっくり、冷静にやっていきたい。(オープン戦の)数字は良い方にも悪い方にもとらわれず、シーズンで貢献することが一番」と言い切る。人口約5万人で、米フォーブス誌が「隠居生活に最も適した場所」と評する静かなポートシャーロットに、「筒香フィーバー」の予感が漂う。

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