大谷 二刀流復活プラン決定!開幕は打者DH→5月中旬投手復帰 エプラーGM明言

[ 2020年2月13日 02:30 ]

大谷について語るビリー・エプラーGM
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 18年秋に右肘、昨年9月に左膝の手術を受けたエンゼルス・大谷翔平投手(25)の投手復帰時期が5月中旬となることが分かった。11日(日本時間12日)、ビリー・エプラーGM(44)がキャンプ地で明かした。メジャーでの野手出場とマイナーでのリハビリ登板が並行できる新ルールを活用。大谷は12日(同13日未明)にバッテリー組のキャンプ初日に臨む。

 「二刀流」復活への道のりが決まった。キャンプインを翌日に控え、取材に応じたエプラーGMは大谷の投手復帰時期について「5月中旬に照準を定めている。開幕はDHで迎える」と明言した。

 大谷は一昨年の右肘じん帯再建手術(トミー・ジョン手術)の影響で昨季は打者に専念し、昨年9月には左膝の手術も受けた。同GMは昨年末に「(開幕後)すぐに投げるか、少し遅らせるか議論中」と語っていたが、医療スタッフ、ジョー・マドン新監督らとミーティングを重ね、万全を期したリハビリスケジュールを組んだ。

 開幕後は打者出場しながら、投手としてはマイナー戦で「3、4試合」の調整登板を経て、5月中旬の復帰を目指す。「例えば水曜日にマイナーで登板し、木曜日にチームに(打者として)合流できる」。メジャーでの出場と並行して、負傷者リスト(IL)入りせずにマイナーでもリハビリ出場できる今季からの新ルールをフル活用する。

 「4月は試合のない日(5日間)が多い。それも計算のうち」。大谷は打者としても不可欠な戦力。これまで同様、登板の前日と翌日は欠場して休養に充てるが、日程に余裕のある4月は投手調整しながら打者としての出場も十分に見込めると判断した。オープン戦はDH出場のみで、投手調整はシミュレーテッド・ゲーム(シート打撃)などで慎重にリハビリを進める。投手としてメジャー復帰後は週1度の登板を予定し「(新人だった)18年に近い起用法になる」という。

 知将として知られるマドン新監督も会見に臨み、大谷の二刀流について「何年もやりたいと思っていた。投げない時に打てる。スーパーユーティリティーだ」と期待する。一方、投手復帰までのリハビリ期間を「我慢がキーワードになる」とも言った。この日、大谷は球団の身体検査を受け、自ら運転する車で球場を後にした。焦らず、慎重に。二刀流は5月に帰ってくる。(テンピ・柳原 直之)

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