がん闘病公表の山本浩二氏 広島キャンプ視察「我が家に戻ったみたい」

[ 2020年2月8日 12:07 ]

山本浩二氏
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 元広島監督の「ミスター赤ヘル」こと山本浩二氏(73)が8日、宮崎県日南市で行われている古巣広島のキャンプを訪問。前日7日の宮崎市での巨人に続き連日のキャンプ視察となり、佐々岡真司監督(52)と談笑するなど元気な姿を見せた。

 「我が家に戻ったみたいで、落ち着くというかホッとする。選手の動くプレーを見てると、懐かしいなという気持ち」

 昨年1月の検査で膀胱(ぼうこう)がんが見つかったと知らされたのが「ちょうど日南キャンプのこの時期」だったと明かした。4月初旬に1回目の手術。同30日に今度はステージ3の肺がん手術を受け、以降も肺、膀胱がんと計4度、全身麻酔を伴う大手術を受けた。気管支、胆石除去を含め計7度の手術後、転移は見つからず11月に退院。「野村謙二郎(元広島監督、スポニチ本紙評論家)がしょっちゅう病院に来てくれたり、治さなきゃと思っていた」と、後輩の気遣いに感謝していた。

 佐々岡監督にも「気遣ってくれて、喜んでくれた」と謝意を示し「本人がエースとして大事なゲームで投げてきたことは必ず生きてくる。特にゲーム終盤の采配が楽しみ」と期待を寄せていた。

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2020年2月8日のニュース