菅原道真のごとく…阪神・近本 目標は補殺“百発百中”

[ 2020年1月26日 05:30 ]

大阪天満宮の福玉まきに参加した近本(撮影・成瀬 徹)      
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 プロ2年目を迎える阪神の近本光司外野手(25)が25日、同期入団の木浪らと大阪天満宮(大阪市北区)で恒例の「福玉まき」に参加した。同宮には平安時代に弓の名手としても名を馳せた菅原道真が祭られている。昨季12球団最多の10補殺を記録した近本は、道真に負けじと、自分なりの“百発百中”を志した。

 貴族であり、学者であり、政治家であり、そして弓の名手でもある…。「文武両道」という言葉だけでははかれない菅原道真。そんな偉人が祭られる天満宮で近本は、かねて掲げる2年目のテーマを口にした。

 「補殺が多いから良いというワケではない。確率を高めたい。走られるような肩や(打球までの)チャージじゃなくて、走る前にランナーコーチが止めるような。極端に言えば、全く走られないのが理想だと思う」

 「学問の神様」で広く知られる道真は、弓矢で百発百中の腕前を披露し周囲を驚かせたという。そんな逸話に負けじと誓う。昨季は12球団外野手トップ10補殺を記録したが、それはむしろ相手に“近本ならいける”と判断されたため走者が次の塁を狙って、その結果、補殺が増えたという見方。現に昨秋キャンプでも「肩が弱いデータがある中で回してきた部分があると思う」と分析していた。

 さらなる高みを見据えるにあたりお手本とするのが同学年の広島・鈴木誠だ。「あれだけのモノがあると(ランナーコーチが判断を)ちゅうちょする」。6補殺という数字は、自身とは逆で強肩で走者が勝負してこない結果。近本が目指すのは、ここだ。無駄のないチャージと正確な送球で、近本なりの“百発百中”を目指す。

 「いろんなことを勉強したい。読書もそうですね。電子書籍が(スマホに)入っているので。キャンプで読む時間があるか分かりませんが、(紙の本も)持っていきます」

 年明けに多くの受験生が合格祈願に訪れる場所では“学問”へのこだわりものぞかせた。現在は、体の動かし方を古武術や動物研究などの観点から説いた『究極の身体』(講談社)という一冊を拝読している。自己の向上と、し列な競争に時間を費やす2月でも、隙あればインプットを惜しまないつもりだ。

 「福玉まき」では集まったファンの横に『ホームラン』と書かれた網が設置されていたが、「入らなかったですね…」と的中ならず。それでも、真冬に集まってくれた虎党に感謝を述べ、「リーグ優勝、日本一になって、皆さんに笑顔になってもらえるような一年にしたい」と誓った。(巻木 周平)

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