楽天・則本昂 “マー君伝説”2013年以来の20勝&200イニングへ「投げる試合は全部勝つ」

[ 2020年1月26日 05:30 ]

ノックを受ける楽天・則本昂。左はヤンキース・田中(撮影・久冨木 修) 
Photo By スポニチ

 楽天の則本昂大投手(29)が25日、仙台市の楽天生命パークで自主トレを公開。昨年は3月に受けた右肘の手術の影響で5勝に終わったが、今季は20勝&200イニングの達成を目標に掲げた。20勝到達なら、合同自主トレをともに行うヤンキースの田中将大投手(31)以来となる。則本昂はもう一つの大きな目標でもある東京五輪出場へも強い意欲を示した。

 キャッチボールを終えると、則本昂は室内練習場のブルペン後方の「特等席」に陣取った。マウンドに立っていたのはフォームや技術面で助言を送ってくれた田中。憧れの先輩の球筋を、捕手の真後ろの位置から目を凝らして観察した。

 「フォームのバランスや投げている球を見ているだけでも勉強になる。細かい技術的な部分も吸収できた」。自身もすでにブルペンでの投球練習を2度行っているが、必要以上にペースを上げすぎることはない。昨年は右肘手術を受け、5勝にとどまっただけに、故障に見舞われないよう、キャンプへ向けてじっくり調整を進める。

 令和2年、2020年は「2」にちなんだ数字をテーマに掲げた。「20勝できたらいいなと毎年思っている。200イニング投げられれば。2年目以降は達成できていないので」。12球団で同一シーズンに20勝と200イニングを達成したのは、13年にシーズン24勝無敗で楽天を初優勝に導いた田中が最後。エースの系譜を受け継ぐ右腕は「投げる試合は全部勝つ」と決意を示した。

 東京五輪への熱い思いも口にした。「五輪が日本で開催されるタイミングで現役でいられるのは奇跡に近い。やっている以上は選んでもらいたい」。昨年11月のプレミア12の優勝はテレビ画面越しに見届けた。「見ているだけじゃ面白くない」。称える気持ちはあったが、悔しさも残った。「とにかく今年は開幕から勝ちを重ねていってアピールできたらいい」と意気込んだ。

 先発陣は今季から松井が先発に転向し、今オフには金銭トレードで涌井が新加入した。その中心を担う。「お互いが競い合えばチームのレベルは上がる」。田中がリーグ優勝に導いた13年以来の頂点へ、腕を振る。(重光 晋太郎)

 《20勝で球団新100勝》シーズン200イニング以上を投げて、20勝をマークしたのは両リーグを通じ13年田中(楽=212イニング、24勝0敗)が最後。則本昂が今季クリアすれば7年ぶりになる。楽天では他に08年岩隈(201回2/3、21勝4敗)も記録。90年以降のパ・リーグではこの2人しかいない。また、則本昂は入団7シーズンで通算80勝。100勝すれば田中の99勝を抜く球団新記録になるがどうか。

 《則本昂の侍ジャパン》
 ☆日米野球(14年11月)トップチームに初選出。第3戦に先発し、5回無安打無失点。ノーヒットノーランリレーの立役者となった。
 ☆第1回プレミア12(15年11月)全て救援で4試合に登板。セットアッパーや第2先発として活躍したが、準決勝・韓国戦では、3点リードの8回を3者凡退も、続く9回は無死満塁を招き降板。逆転負けのきっかけとなってしまった。
 ☆第4回WBC(17年3月)救援で2試合に投げたが、ともに失点。1次R初戦・キューバ戦は2番手で2回2/3を3失点。2次R初戦・オランダ戦は1点リードの9回に抑えを託されたが同点とされ救援失敗が続いた。
 ☆強化試合・オーストラリア戦(18年3月)第2戦に先発。2回1安打無失点、5三振無四球と、ほぼ完璧な内容で2連勝に貢献した。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「野村克也」特集記事

2020年1月26日のニュース