楽天・鈴木大地「学生の合宿」野球漬け生活で肉体作り「ゼロからのスタート」

[ 2020年1月21日 05:30 ]

大きな声を出しながらノックを受ける楽天・鈴木大  
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 楽天の鈴木大地内野手(30)が沖縄県内で自主トレを公開した。過酷な「合宿」のような日々を送りながら、FA移籍1年目となるシーズンに向けた準備を進めている。「ゼロからのスタート。新しいチームでやってやるぞという気持ちでやれている」。徹底的に自らを追い込みながら、強靱(きょうじん)な肉体と精神をつくり上げている。

 練習、そしてまた練習――。この日も、室内練習場には夜7時を過ぎても打球音が響いた。現在のスタイルになったのは16年から。鈴木大が「学生の合宿」と表現する6日から行った高知県内での1次トレーニングは、まさに野球漬けの生活だ。宿舎は廃校になった元小学校。朝6時に起床し、すぐに早朝練習が始まる。朝食後は球場で午後4時まではランニングを中心としたハードなメニューをこなし、夕食後は宿舎内にある体育館で午後10時ごろまで打撃練習。同僚となった渡辺佳、オリックス・小田、ロッテ・柿沼らメンバー全員で洗濯し、風呂もみんなで入る。

 14日からの2次トレーニングでは、沖縄の温暖な気候の中で技術練習に重点を置く。午前中は砂浜で走り込み、午後から球場に移動する。「“質に勝る量”じゃないけど、この時期にしかできない練習がある」と鈴木大。今年からメンバーに新加入した渡辺佳は「想像以上にハードだけど、ずっと試合に出る選手はここまでやっているんだなと感じた」と話した。

 新天地でチームを支えるためにも、強い肉体をつくる。移籍1年目は「キャリアハイと優勝」を目標に掲げる野球小僧は、万全の状態で新天地でのキャンプに挑む。(重光 晋太郎)

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