レッズ秋山「ライオンズの誇りを持って」新天地へ 渡辺GMとがっちり握手に感無量

[ 2020年1月21日 05:30 ]

球団職員から花束を受け取る秋山(撮影・尾崎 有希)
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 西武から海外FA権を行使してレッズに移籍した秋山翔吾外野手(31)が20日、埼玉県所沢市内の西武球団事務所を表敬訪問した。

 まずは入り口で出迎えた渡辺久信GMとがっちり握手。事務所では居郷肇社長らと30分ほど会談し「社長もGMも“おめでとう”と言ってくれた。本当は(選手の流出で)言いたくない言葉なのかもしれないのに…」と感無量の表情だ。職員から花束も贈られ「ライオンズの誇りを持って渡米する。プロ入りのきっかけをつくってくれた球団に恩返ししたい」と決意を語った。

 昨年10月に骨折した右足薬指も順調に回復。キャンプインは2月18日(日本時間19日)で西武からは渡米までの球団施設の使用も許可された。早速、室内で2時間ほど練習し「本当にありがたい」と感謝する。「思い出も一つに絞れない」という西武での9年間で通算1405安打のバットマンは「強力打線だから僕は短打を狙えたし役割を見失わなかった。意識は変えない」と新天地での変わらぬプレーを思い描く。

 念願でもあったメジャーリーガーとなる秋山は言葉に力を込める。「自分はライオンズで戦ってきた。やり残したことはない」。古巣への感謝と惜別の思いをパワーに変え、渡米への準備を進める。(大木 穂高)

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