阪神 福永、陽川と合同トレ 1軍定着へカーブ加えアピール 競争勝ち抜きブレークだ

[ 2020年1月6日 16:27 ]

チームメートの陽川と合同自主トレを行った阪神・福永
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 阪神の福永春吾投手(25)が6日、チームメートの陽川尚将内野手(28)と和歌山県上富田町の上富田スポーツセンター野球場で合同自主トレを行った。年末も同地で単独で汗を流してきたという右腕はプロ4年目の今季は中継ぎとして1軍に定着を狙うことを宣言し昨秋キャンプから精度アップに取り組むカーブを球種に加えてアピールすることを宣言した。

 「昨年はスライダーに頼った投球しかできていなかった。カーブをスライダーぐらい自信持って投げられるようにしたい」。元々、持ち球としてはあったものの昨季はリリーフに専念したこともあり「勝手にリリーフだから緩いボールだから(投げにくい)と思って」と封印していた。

 それでも、2軍の日高育成兼分析担当コーチ(当時)から「良いボールなのになんで投げないの」と助言を受けると、複数の2軍首脳陣からも同様の言葉をかけられた。昨秋キャンプでは現役時代にカーブの使い手だった福原1軍投手コーチにも“弟子入り”。「(福原コーチは)カウント球でも勝負球でも使ってた、と言われていたので。動画とか、直接聞いて。どういう使い方してましたかとかを聞いた」と多くの収穫を得て、春季キャンプの実戦でも積極的に試投していく。

 この日は野球場のマウンドで捕手を座らせて52球。すでに年明け3回目の投球練習で、開幕が前倒しになることで早まる春季キャンプでの実戦登板へ向けて肩は仕上がっている。チームのブルペン陣はリーグ屈指の層の厚さを誇るだけに競争を勝ち抜くことは容易ではないものの手応えを深めたカーブで殴り込みをかける気概。「1年通して投げ続けたら(登板数も)30、40、50となってくる。まずは上で投げ続けるということを目指していく」と、ブレークへ気合をみなぎらせた。

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2020年1月6日のニュース