ロッテ 前楽天ハーマン獲得へ 昨季18セーブ、井口監督待望セットアッパー

[ 2019年12月19日 05:30 ]

ロッテが新たに獲得した前楽天のハーマン
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 ロッテが前楽天のフランク・ハーマン投手(35)を獲得することが18日、分かった。一両日中に発表される。4日に元広島のジャクソンを獲得した際、井口監督は「今季は(救援陣に)もう何枚かいればチームとしてはよかった。まだまだ、補強するという報告は受けています」と話していたが、ハーマンこそが、指揮官が熱望したもう一人のセットアッパー候補だった。

 ハーマンは17年から3年間、楽天でプレー。昨季は不調に陥った松井に代わる守護神として18セーブを挙げるなど活躍した。このオフ、外国人枠の問題で安定した登板機会が望めなかった楽天と交渉がまとまらず、自由契約となっていた。

 今季60試合で27セーブを挙げた抑えの益田は固定できたものの、セットアッパー候補だったレイビンは1軍登板2試合のみ。前半は唐川、田中、後半には東條、新人の東妻らが穴を埋めていたが、ジャクソン、ハーマンと実績十分の2人が加われば強力な「勝利の方程式」を形成できる。

 ◆フランク・ハーマン 1984年5月30日生まれ、米ニュージャージー州出身の35歳。名門ハーバード大経済学部を卒業し、05年にアマチュアFAでインディアンスと契約。メジャーでは通算109試合に登板し、5勝3敗1セーブ7ホールド、防御率4・72。日本では153試合で10勝7敗19セーブ66ホールド、防御率2・59。1メートル93、100キロ。右投げ左打ち。

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