中畑清氏、巨人OB会ノーネクタイに!第10代OB会長就任 いきなり“絶口調”

[ 2019年12月8日 05:30 ]

笑顔で握手を交わす柴田勲氏(右)と中畑清氏(撮影・森沢裕)
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 巨人OB会総会が7日、都内のホテルで行われ、第10代会長に中畑清氏(65=本紙評論家)が就任した。82人が出席し、全会一致での選出。新会長はいきなり“絶口調”で「このくらいの人数では本当のOB会のパワーは伝わっていかない。若いOBを含めて、みんながこぞって参加できるような会にしていきたい。ネクタイいらないでしょう」と率先垂範のノーネクタイ姿で改革案を提唱した。

 出席者は会長を退き、顧問に就任する柴田勲氏らビッグなOBばかり。ほとんどがネクタイを締めたスーツ姿で「どうしてもフォーマルに決めると堅苦しくなる。先輩、後輩がざっくばらんに話ができる空気をつくってあげたい」。“巨人軍は紳士たれ”は継承しつつ時流を取り入れ、王貞治顧問(ソフトバンク球団会長)も「彼は前向き。どういうアイデアを出してくれるか楽しみ」と期待した。

 会には5年ぶりV奪回を果たした原監督も出席。DeNAで監督を務めた中畑会長は「現場にいる人間しか分からないつらさがある。その中で結果を出した」とねぎらった。ただ日本シリーズでソフトバンクに4連敗。ソフトバンクは最近6年で5度日本一に輝いているだけに「王会長が勝ちすぎているからさ。1回くらい譲ってもいいんじゃないかってお願いしよう」と早速、新会長として“初仕事”を遂行していた。(青森 正宣)

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