西武・森「ビビった」2億円!古田に並んだ7年目捕手最高額&城島超えた高卒捕手最速到達

[ 2019年12月5日 05:30 ]

MVPの文字がついたバットを手に笑顔の森(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 パ・リーグMVPと首位打者を獲得した西武の森友哉捕手(24)が4日、埼玉県所沢市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億2000万円増の年俸2億円でサインした。捕手の7年目では古田敦也(ヤクルト)に並ぶ最高額となり、高卒に限れば城島健司(ダイエー、現ソフトバンク)の1億8000万円を超えた。

 1億円台を飛び越え、2億円に到達。「ちょっとビビりました」と想像を超える大幅増に驚き、こう続けた。

 「来年が不安。結果を出さないと給料が上がらない」。炭谷の移籍もあって先発マスクは昨季の74試合から126試合に増えた。打率・329で捕手4人目の首位打者に輝き、キャリアハイの105打点、23本塁打でMVPを獲得。渡辺久信GMは「彼なしには優勝は語れない。貢献度はトップ」と称えた。

 ただ、森は「打撃で評価してもらった」と捕手としてレベルアップの必要性を痛感する。リーグワーストだったチーム防御率4・35の向上や失点減、完封試合の増加を目標に掲げ「死ぬほど失敗した。失敗を失敗で終わらせないようにしないといけない」。秋季キャンプでも投手と積極的にコミュニケーションを図り、さらなる良妻化を目指している。

 来季は選手会長にも就任し、3連覇と08年以来の日本一を目指す。「バッテリーで勝てたという試合を1試合でも多くつくりたい。(打撃は2年連続の)打率3割、20本塁打」と意気込み、こう付け加えた。「一生懸命やるのは当たり前。後輩からどう見られているかも意識していきたい」。2億円プレーヤーの自覚を背中で見せる。(春川 英樹)

続きを表示

この記事のフォト

2019年12月5日のニュース