イチロー氏 本気の準備 草野球でも仲間の打撃投手を務め200球近く投げ込み

[ 2019年12月2日 07:45 ]

背番号「1」で力投するイチロー氏(撮影・北條 貴史)
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 【笹田幸嗣通信員が見たイチロー氏本気の準備】試合後に現役引退を表明した3月21日のアスレチックス戦(東京ドーム)以来、255日ぶりの実戦。46歳の笑顔は少年のようだった。「もう一度、純粋に野球を楽しみたい」と、気の置けない仲間と原点に立ち返ることを許されたレジェンドは「草野球と言えどできることはある」と常に言い続けてきた。

 球界では今、球数制限が議論の的だ。インストラクターとしてマリナーズを支えながら「制限は本当に必要なのか?」と疑問を投げかけていた。打撃投手で連日300球投げ込み、自分の体で答えを探した。アイシングは行わず、初動負荷理論の特殊マシントレーニングで回復に努める日々。「肩、肘は全く問題ない。いくらでも投げられる」と言った。

 今回の草野球でも仲間の打撃投手を務め、200球近くを投げ込んだ。「僕も中学までは軟式をしていましたけど、軟式は投手として理にかなっている」。人生観を「野球の研究者でいたい」と話す。ただ単に、楽しんでいただけではない。

 バットでは猛打賞で勝利に貢献。帰国後はひそかに神戸近郊のバッティングセンターで135キロの球を打ち込み、トレーニングを積んでいた。イチロー氏らしい備えだった。

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