阪神・望月「球児塾」今年はフル参戦 火の玉取得で「頼りにされる投手に」

[ 2019年11月23日 05:30 ]

契約を更改した望月(撮影・成瀬 徹)      
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 5年目を迎える来季の飛躍を見据え「火の玉塾」にフル参戦する。22日の契約更改交渉で50万円増の来季年俸1150万円(金額は推定)で更改した阪神・望月が、来年1月上旬から藤川が主宰する沖縄合同自主トレの全日程に参加する予定を明かした。「大事な試合でチーム、ファンの皆さんから頼りにされる投手になっていけたら」と決意を新たにした上で続けた。

 「昨オフは1月途中から最後の10日間くらい合流させてもらいましたが、今オフは1月の初めからご一緒させていただいて、練習させていただきます。先発(の自分)と(抑えの)球児さんは立ち位置は違いますけど、試合の中でのメンタルの持っていき方とか、シーズン中のこととか聞けたらいいかなと思っています」

 大先輩から「極意」を学び、さらなる進化を遂げる。藤川との合同自主トレに初参加した今年は1月下旬からスポット参戦。短い期間だったが、グラウンド内外で教えを請い、その経験が8月22日DeNA戦でのプロ初勝利につながった。その流れを今オフも継続する。「キャッチボールとか、ご一緒させていただいても、すごいボール。受けていてビックリするようなキャッチボール。そのボールに少しでも近づけていけたら、という気持ちもあります」。最速158キロ右腕の最終目標は「火の玉」習得だ。

 今季は1勝1敗、防御率4・02に終わったが、矢野監督から「その(開幕投手を狙う)意気込みで来てほしい」と大きな期待を受ける。1月にたっぷりと「火の玉イズム」を吸収し、開幕投手戦線に殴り込む。(惟任 貴信)

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2019年11月23日のニュース