メキシコ 劇的勝利で初の五輪切符 カストロ監督「金メダルを目指す」と宣言

[ 2019年11月17日 17:10 ]

第2回WBSCプレミア12 3位決定戦   メキシコ3―2米国 ( 2019年11月17日    東京D )

<3位決定戦 メキシコ・アメリカ>タイブレーク1死満塁、ナバーロ(中央)はバットを折りながらサヨナラ安打を放ち、ナインの手荒い祝福を受ける(撮影・森沢裕)
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 メキシコが偉業を達成した。歴史的な、劇的な勝利。初の五輪切符を手にしたフアン・カストロ監督は、銅メダルを首に掛け「メキシコには才能がある選手がそろっている。その28人がハートを集め、心を持って戦った」。そして「メキシコという国を代表して東京五輪に出場できることに誇りを抱いている。大きな飛躍の一歩だ」と、とびきりの笑顔で話した。

 最後に決めたのは今季阪神に所属したナバーロだ。2―2でタイブレークに突入した延長10回1死満塁。8球粘り、バットを折られながらもサヨナラ打を中前に運んだ。

 それまで無安打3三振だったが「信頼していた。必ず打つと思っていた」とカストロ監督。1点を追う9回には元中日、オリックスのクラークが、米国守護神のオリックス・ディクソンから左中間に起死回生の同点3号ソロを放った。

 日本にゆかりのある選手が活躍して五輪切符をゲット。来夏には再び東京で晴れ舞台に臨む。指揮官は「金メダルを目指す。自信を持って準備したい」と宣言した。

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